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スタートレックの宇宙船で目立つのは、前方の艦名へのライティングだろう。それと今回目立つのは、機体左右上下面にある、大型エアロックへのライティングだ。何とかこれを再現したいと思い工作をする。
使用するのは、光ファイバー。前方向は1o。左右エアロック上部は0.75o。下部は0.5oを使用する事に。光量を考えると、少しでも太い物を使いたかったが、如何せんモールドの都合を考慮すると先の太さが限度だった。
まず、キットに開いている同位置の光源の穴を塞ぐ。次に、向けたい方向へファイバーを通す穴を、下穴を開ける等して慎重に開ける。私は少々杜撰だったので、キットの塗装膜を少々傷つけてしまった。
光ファイバーについては、今回独自に工夫した点がある。光ファイバーの特性として、先端の断面が直角になっていないと光の通りが悪い。長さを決めたら、安全カミソリ等の鋭い刃先の物を使って処理をする。もし断面が白く見えたら、良く切れる刃先で少しづつ削るようにすると良くなる。肝心の工夫の内容だが、先端と後端をロウソクで軽くあぶり、レンズ状になる様にした事だ。外側は光の拡散、内側は光の集光を目的とした。結果はなかなか良いもので、満足している。
但し、この時点ではまだ良く分かっていなかったのだが、取り回しの為のRをつけるのに苦労する事になる。あまりきついRにしようと熱を当てすぎると、一部が極端に曲がり先端が光らなくなる。接着後も丁寧に扱わないと、折れる。結局、機首先端部は取り廻し方法に苦労し、完成までに3度も交換するはめに。
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艦橋部分の工作。
兎に角、この部分の光の向きが気に入らない。私は、ずぼらな事にキットの穴を埋めないで、直接光を向ける方向へ穴を開ける。ここでも、ファイバーを使用するのだが、前述の様にレンズ処理をして使う。内側には、光源が下向きのLEDしかないので、アルミフォイルを張り込む。当初はそのままの予定だったが、後に光量が少々足りないのが嫌で、下向きのLEDに無理矢理上向きに3φのLEDを半田付けした。取りあえず、抵抗は最初から余裕があるので安心。ついでに、さらなる光量確保を狙って蓋をすることにした。プラ板で自作し、アルミフォイルを張り込む。点灯試験で光量増加に満足。