JSU-122            1/35 DRAGON         2005/2
今回の作品は、ベルリン突入少し前の車輌と言う設定で仕上げた。
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工 作

工作には、エッチングパーツ、市販のパーツ類は履帯も含めて一切使っていない。
製作に使用した物は、キット、プラ板、プラ棒、真鍮線、極少量の金属板(アルミ・真鍮)、タミヤパテ、エポキシパテ、少量のタミヤ光硬化パテ、サフェーサー。
当初、塗装で試したい技法があり、工作に関しては時間短縮も含め素組で止めるつもりだった。
しかし、続けているうちに、少々余計に手を入れてしまう結果となった。
主な工作点だが、発売当初より問題のある車体下部の2o嵩上げ、各種溶接跡のやり直し、手すり類を金属線に変更、装甲板・防楯の表面処理を少々。

私は、車体下部、特に転輪と履帯はそれぞれに処理をするため、俗に言うロコ式は取っていない。
この手法は雑誌でのロコ式発表以前の独自のアイディアによる方法だ。
一見すると、塗装に際し、一体化するのが難しそうだが、こちらの方が納得のいく仕上がりが追求出来るので、好んで専らこの手法をとっている。
今回は、履帯はキットのものを使用しているが、そのままではつまらないので、表面のデティールをスポンジ状のヤスリを軽くかけ角を落とす事で、使用感を出してみた。
工作は、気が変わると追加工作を加えるクセがあるので、サフを塗った後でエポキシパテでの工作を行ったりする。
画像を見ると分かるが、色が変わっている処が追加分だ。
塗 装

今回はタミヤのアクリル塗料を中心に、エナメル塗料、油絵の具を少々用いて仕上げた。
他、金属部分にはプライマーを筆塗りし、いつもと同様にサフ吹きは行わず下地塗装し、最終仕上げにも艶を消す為の処置は何ら施さなかった。モデルにした車輌は特にないが、車体ナンバーはデカールを元にマスキングを作りエアブラシで再現した。

今回の製作に関し、Osprey Modelling「Modelling the IS Heavy Tank」(Nicola Cortese著)にインスパイアされた部分が大変大きかった事を特に述べておく。
完成後、海外のAFVサイト「ミッシングリンク」に画像投稿し採用された。その際、拙い英文で著者に感謝の気持ちを述べたところ、後日、著者本人よりメールが届き大変驚かされた。